ノーラン最新作やっと鑑賞
めっちゃ怖い 今日も悪夢みた
ノーランといえは物理要素を取り入れた時空をいじったSFをとるイメージだけど
今回は原爆の父を題材に史実ベース
監督にとって新境地大丈夫かなと思いなから見た
結論過去作をベースに上手くまとめたノーランらしい演出がひかる完成度の高い映画だと思う好きかと言われると..だけど
もともと迫力の映像と音響が上手い監替だけど今作は特に音の演出すごかったですね
ドンドンっていう鼓動のような低音にチッチッチっていうタイムリミット、ジリジリっていう爆弾のような焦燥感を合わせた音、PTSD的な無音の演出しびれましたスピーチのシーンの演出、トリニティ実験のシーンは鳥肌もの時のアメリカの冷たさを現すような白黒映像とオッペンハイマーが成り上がっていく感情が昂っているカラー映像の対比
別々の視点から散りばめられたピースが重なり合って終盤に回
収する手腕流石の一言
この辺の対立構造、ストーリーラインは過去作のプレステージ、時間のいじり方はメメントをおもわせる
今作ノーランが初めて人間を人間らしく描いた作品だと感じた
今までのノーラン作はどうしても人が記号的であくまで話を進めるための駒に過きなかった
今までラブシーンを撮らなかったノーランが初めてラブシーンを入れた所からそれは意図的に感じました
原爆を作るのは非人道的たけど科学者として作りたいオッペンハイマーにこの映画を作るのはダメかもだけど物理オタクとして原爆に心惹かれるノーラン監自身が重なってるようにも思
えた
我々観客は原爆の結果何か起こっているかしっているだけど監督の見せ方、俳優の演技がうまいからこそ原爆を作っているシーンで熱狂し歓喜する科学者たちに感情移入し、同時にこの人たちに感情移入していいのかと葛藤する
結果は後からついてくる
衝動的に一時の感情で行動すると取り返しがつかない
恋愛しかり自身の選択しかり
こうしてオッペンハイマーは罰を受ける
神から火を盗み縛り付けられて鳥に自身の体をまれる
ブロメテウスのように
周りの人の罪の可責を1人で背負わされ永遠に許されることのない自身の罪の呵責の中に閉じ込められた
感情移入してはいけない人に映画の力で無理やり感情移入させられる
これか映画の力こわすきむり