初見時は、基本暗くて誰がなにをやっているのかスッと入ってこないし、凄惨なリアリズムと超自然的なファンタジーが入り交じるから情報処理に精一杯で苦手意識持っちゃったんだけど、2回目行ったら全然シンプルな映画で超おもしろかった。
ハムレットの物語とか、ヴァイキングと北欧神話の関係とかがスッと出てくる人は初見でも全然楽しめると思う。自分はそこの整理をするので疲れちゃって初見時はあんまり楽しめなかった。
だし、後半で神話がモロ関わってくるようになると複雑さは増してくるし、一生懸命整理しようとするとものすごく疲れる。
だから変に肩肘張らずに、リアリズムを徹底したヴァイキングの世界の凄惨さと神話的なアートの美しさが同居しているというマリアージュを楽しめればいいと思う。
アニャ・テイラー=ジョイはやっぱり美しい。