剣の達人で詩人のシラノは想いを寄せる令嬢に気持ちを伏せたまま彼女の見初めた仲間の恋文の代筆をする・・・
セットや衣装は古きフランス風だったけれど英語劇のアメリカ映画、場面によれば現代劇にも見えた。
容姿のコンプレックスからか恋の成就は諦めて影武者として立ち回るシラノだが、勇気を持って告白していれば別な展開があったかもと思わされる。
シラノが自分の死期を知っていて悲劇のムードから恋文の真相を気づかせるシナリオがわざとらしく興醒めした。
ヘイリー・ベネットが歌えるのは知っていたけど、ピーター・ディンクレイジが予想外に低音のイイ声で驚いた。
いつになくヘイリーがキュートな役柄、彼女の可愛い顔をじっくりと楽しめるのは良かった。
個人的に歴史ものとミュージカルは苦手だけどこれは大丈夫、でも前述の興醒めもありストーリー展開が私には合わなかった。残念。
監督 ジョー・ライト
キャスト
ピーター・ディンクレイジ
ヘイリー・ベネット
ケルヴィン・ハリソン・Jr.
ベン・メンデルソーン
グレン・ハンサード
パシール・サラディ