いやぁ~、とっても楽しいベルイマン映画だった‼️ ^_^
ストックホルム郊外の別荘に集まった4人の妻たちが夫たちの到着を待っている間、自分達の「密やかな愛の体験」をそれぞれ語る。これらのそれぞれの体験談が全編の中で、オムニバス的に語られる。
まず、妻ラーケル(アニタ・ビョルク)は、2年前に元カレ(ヤール・キューレ)と再会した時に浮気をしてしまう。妻をほったらかしていた夫への反動だったが、この事件によって夫婦は愛を確かめあうようになり……という「雨降って地固まる」エピソード🙂
続いて、妻マッタ(マイ・ブリット・ニルソン)はパリで男と出会って、妊娠した。しかし、彼は彼女のもとを去るのだが……といったエピソード。
そして、妻カーリン(エヴァ・ダールベック)は、家庭に関心を示さない夫に不安を募らせていた。そんな時、夫婦は乗ったエレベータが故障して、一晩エレベータに閉じこめられてしまう。二人は互いの浮気話をしていく展開は、最高に楽しい😄笑
物語がこんなにも俗物的なエピソードの連作をベルイマン監督が撮っていたとは驚きだった。
映像面では、アチコチで目を見張る場面があったが、後半の「男が開けたドアの向かいにある壁掛け鏡に女が映る場面」は鏡を使った名シーンであり、あの大傑作『野いちご』の手鏡シーンを想起させる素晴らしさ!✨
ようやく観たイングマール・ベルイマン監督作だったが、オムニバス的に描かれた楽しい喜劇😄