花とみつばち

未亡人、回る春の花とみつばちのレビュー・感想・評価

未亡人、回る春(2020年製作の映画)
4.0
エマニュエル・ベアール、58 歳の作品。彼女の昔のイメージが強くて最近の作品を観るのは始めて。
この映画のマルゴという未亡人女性を演じるエマニュエル・ベアールは、正直 60 歳代に見えてしまった。
出会い系サイトで出逢う男性達と交流があった後は、彼女は涙を流すシーンが多くなる。
滲み出る哀れみを感じ、エマニュエル・ベアールが等身大で演じているのは凄く良く、大抵映画は「 早く終わらないかな… 」と思ってしまうのも多いけれど、私はマルゴをずっと見ていたかった。

カトリーヌ・ドヌーヴやシャーロット・ランプリング、若い頃輝いていた女優達も年老い段々年齢に合った作品を選び演じている。カトリーヌ・ドヌーヴやシャーロット・ランプリングはそれが非常に上手い。
この作品で、エマニュエル・ベアールもそんな女優さんになっているなぁって思っているが、他の方々の評価が非常に低い。
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