ななな

ワタシが"私"を見つけるまでのなななのレビュー・感想・評価

4.0
一人っ子政策は授業で習いました、それまでの知識しかなかったので、これが2000年代まで行われており、かつ何万人もの人々が実の親から離す離されたことを知らなかった。
これ、今の若い子たちもちょっと親世代も全ての人が関わっていたことじゃないか。
アメリカで暮らす養子縁組の子達、それぞれが自分自身のアイデンティティに悩む。
それこそ、いわゆる普通に育った環境の人間だって自己ののアイデンティティに悩む年頃だ。
彼女たちの気持ちには理解できなくとも、その苦しい思いがよく伝わってきた。
誰もが好きで子どもを手放すのではないし、それを分かっていてもそうじゃないかもしれないと思ってしまう。
子どももそうだが、手放した親たちも苦しんでいる。
教科書で習ったきりの一人っ子政策のその先を知ることができた。
ななな

ななな