ワタシが"私"を見つけるまでの作品情報・感想・評価・動画配信

「ワタシが"私"を見つけるまで」に投稿された感想・評価

eriiko

eriikoの感想・評価

3.9
血の繋がった親の元で育てられた者として、彼女達の気持ちを理解できることは一生ないんだろうけど、いくら育ての親に愛されようが、きっと自分のルーツを知ることはとても大事なことなんだと思う。
個人的に一人っ子政策自体は、他の国が目を逸らす人口増加の弊害に国として向き合ったものだから、政策の目的全てが悪かったとは思わないが、結果としてこのような事態になってしまったことは悲しいかな。全ての子供達に幸せでいてほしい。
銀の森

銀の森の感想・評価

4.1
非常に良質なドキュメンタリーだった。
一人っ子政策により中国からアメリカに養子に出された女の子たち3人が一個同士であることを知り、ルーツである中国へ旅行に行くことになる。本当の両親を探そうとする子がいれば、そうでない子もいてその向き合い方も人それぞれ。
「向き合う」ことはとても大変なこと。精神的にも疲れるし、知らないほうが楽なのかもしれない。それでも自分のルーツを知りたいという欲求、自分が養子に出された社会背景などに対して話し合い、同じ境遇の存在に救われながら向き合っていく三人の姿がまぶしい。

彼女たちの本当の両親を探す、中国で家系図を研究している女性リウ・ハウがまたよかった。彼女もまた一人っ子政策の時代に生まれていて、母と祖父母の意見がなければ養子に出されていた。「もしも」はリウのすぐそばに、常に存在していてそれが彼女を苦しめていた。
だからこそ、3人の女の子たちと依頼者とリサーチャーという立場以上の絆を生んだ。

養子に出した子供に会いたいという切実な家族の嘆きもまた印象的だった。金銭的な理由で二人目をあきらめざるをえなかったり連れ去られていたり、家庭によって事情は様々だが手放す方にもまた痛みがあるのだ。
残念ながら一致しなかったDNA検査、家族ではなかったけれど、本当の親が、子どもが、この子のようにどこかで幸せに暮らしているのかもしれない。そんな「もしも」をお互いに見ていたのかもしれない。

また、三人の面倒を見ていた保育士との対面も感動的だった。当時の様子や愛着、別れの時のつらさなどを語る保育士との出会いによって、たしかに癒されいっている三人の姿。自分が覚えていない時代のことを、誰かが今でも覚えてくれているという安心感、存在の確かさ。自分はたくさんの過去の時間によって成り立っていて、たとえ自分が覚えていないことでも自分の一部なんだと感じさせられた。

最後に一つ、一人っ子政策によって養子に出されたほとんどが女性だったということをこの作品で初めて知った。いずれ家長として家族を継ぐ「男児」が大切にされ、「女児」は家長になれないから、どちらを選ぶかとなったときに切り捨てられる。こんなところにも「家父長制」によって虐げられる女性たちがいたのかと思うと、胸が痛んだ。

本当に見てよかったと思うドキュメンタリーでした。
minmin

minminの感想・評価

4.0
先日「一人っ子の国」というドキュメンタリーを観て、中国の一人っ子政策がいかに残酷でいかに沢山の人の人生を翻弄したかを知ったばかりだったので、この作品を観るにあたりその背景となる一人っ子政策について多少なりとも理解があってよかった。なのでこれから観る人は「一人っ子の国」を先に観ることをお勧めします。
孤児院で何百人という赤ちゃんの世話をしていた保育士が一人一人の子どものことを覚えていたことに感動してしまった。実の親を探す手伝いをしていた女性も素敵な人だった。
邦題が良くないのが残念。
ryoko

ryokoの感想・評価

-
みんな知らないだけであって色々な過去を抱えて生きてるのよね。
hiropon

hiroponの感想・評価

4.0

2021年 アメリカ製作 ドキュメンタリー 
ヒューマンドラマ __ 🇺🇸

中華人民共和国が かつて行った人口抑制
政策 〜「一人っ子政策」が 自国だけでは
無く海外まで その負の遺産が まだ今も尚
続いているのを 本作で知り正直なところ 
ビックリさせられた …… ⁉️🫢💥

しかもこの内容については 作品的には前向きな子供達中心に描かれているから まだキレイに見える部分もあるが 〜 子供達のことを 第一に考えていない🇨🇳 やっぱり何かおかしい 違うと裏テーマで感じる作品でもあると感じる …… 🤷🏻‍♀️💥

「一人っ子政策」の取締りにより 2人目を産んだ場合 …… 罰金 社会養育費の徴収 昇給や昇進の停止など 家庭にかなり不利益な処分が課せられる政策であった 〜 僕はこの政策により 中国人は 2人目を富裕層以外は産んでいないと 正直 思っていた …… 👏🏻😌✨✨

でも本作を観て誤解だと思います 〜 全く違った 中絶もしない しかも無責任に産んでいた それはギリギリまで考えた結果なのか 中絶費用が払えないからなのか 分からないが 〜 更に 2人目の罰金が払えないから 何も知らずに孤児や養子に出された子供達 …… 🤔⁉️✨

今回はアメリカ🇺🇸から 親探しを始める しかもある3人の物語であります …… 🇨🇳🧒🏻🧒🏻🧒🏻✨

これも驚いた 〜 DNA検査によって いとこ同士であることがわかった3人の女の子〜 それぞれ別のアメリカ人家族に育てられた3人は 実の親と再会するため祖国中国を訪ねる …… そんな考えられない 人口抑制政策の果てのドキュメンタリードラマ 色々と複雑な気持ちにさせられる作品でありました …… 👏🏻🥲✨✨



✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
mao

maoの感想・評価

5.0
かっこよかった。
離れ離れになった家族を見つける仕事をしている彼女も
結局見つからなかったけど、同じく、一人っ子政策で子供を手放さないとダメだった人たちを訪ねて、少しは理解したと話す彼女も
本当の家族は私のことをtakecareしてくれている人たちだってことに気づいた彼女も

こんなにも多くの中国人が、一人っ子政策のために子供を捨てないとダメだったこと、知らなかった。

自分の幸せに気づいて、家族のとこにすぐに行きたくなった
もっともっと、勉強しないとダメなことばかりやな

このレビューはネタバレを含みます

中国にいたリリーちゃんの姉候補、あんなにそっくりだったのに姉妹じゃなかったのか……

保育士さんたちと再会したときはウルッと来た

向こうでは血が繋がってないどころか、人種が違う子供を受け入れているんだから、日本でも特別養子縁組がもっと増えればいいのになっていつも思う
一人っ子政策が敷かれている間は、各家庭に1人しか子どもを作らなかったのだと思っていた。どれだけの家族にどんな影響を与えたのか、全く知らなかった。他にやり方はなかったのか。

現在は彼女たちの歳からすると弟や妹にあたる子どもが現地の家庭にいて、今の時代であれば追い出されることはなかった現実が生々しい。生まれた時代が悪かった、と言うほかないのか。変えようのない事実を突きつけられる少女たちの若さとそれでもなお正面から立ち向かう強さが格好良くも心苦しい。

マッチングをサポートする彼女もまた当事者に近い経験をした、政策の被害者の1人。家を出された子どもだけでなく、家族の中にいることができたとしても辛い幼少期を過ごした子どもたちが存在すると思うと、見えない傷を心に秘める若者の数は計り知れない。

そしてまた邦題がひどい。
ちろる

ちろるの感想・評価

3.8
リリー、セイディそしてクロエアメリカの家庭で何不自由なく育ってきた3人のアジア系ティーン。

白人の中で育ち、幼い頃は自分自身も白人だと思い込む。
だが、成長するにつれて自分だけがコミュニティの中で違う人種で、養子であることを認識せざる得ない。

ふとしたきっかけで流行りのDNA検査をしてルーツを調べたことによって、実の従姉妹に出会い、つながるというドキュメンタリー。
ルーツ元の家族がそれぞれなぜに可愛い我が子を養子縁組に出さなければならなかったのか。

少女たちは自分と繋がりのある中国系の少女に出会い、ただただ手放しで嬉しそうだが、ルーツを探るにつれて、出てくるのは中国の一人っ子政策により、罰金が払えず手放した親たちの後悔と悲しみ。
ら涙と共に手放した母親の苦しみがあるし、何年もの間消えない後悔の念がずっとこびりついている。
中には本人たちが知らない間に親戚が養子に出してしまったというエピソードもあった。

ルーツ探しを請け負うリウ・ハウは、自分だったかもしれない彼女たちのルーツ探しに奮闘する。
彼女はずっと父に愛されなかったその苦しみの中にいる。
たまたま祖父母の反対で残されたが、リウもまた、この3人のティーンのように遠く離れた場所で生活していたかもしれない。

少女たちが皆幸せで、養子先に恵まれたからハッピーな感じで観られれものの
一人っ子政策の残酷さが浮き彫りになるドキュメンタリーでもあった。
中国の一人っ子政策を扱ったドキュメンタリーとしては、先行してamazonオリジナルの「一人っ子の国」があって、あっちは子供を捨てざるを得なかった社会的背景や親の葛藤を軸にした作品になっている。それに対して、こっちは養子縁組でアメリカの家庭に引き取られた少女達が、自らのルーツである中国に向き合う姿が捉えられている。

中国で一人っ子政策が取り入れられていた時期に、それなら後継ぎとして男児を育てたいと考えた親が見捨てたのが生まれたての女子。本作を観るだけでは、その経緯があまり描かれていないので、少女達が何故アメリカ人の養子にならなくてはいけなかったのか理解できないように思う。そこが残念な部分。

背景の部分を抜きにして、アメリカに住む少女の現在を知る作品としては、非常に貴重な作品だと思う。本作に登場する3人は、とても親切な家庭に引き取られ、幸せに暮らしている。

3人の中の一人が「自分が中国人であるという意識を持った事が無かった」と言っていたのが印象的で、つまりは差別等を受ける事無く、アメリカ社会に溶け込んでいるのだろう。また、親探しを始めるきっかけとしてインターネットを利用する等、彼女達の若い感性に希望を感じる部分も多かった。

一人っ子政策最大の問題点は、本作後半で描かれる、子供を捨てた親が感じている喪失感と罪悪感にあるのだと思うので、それを知るには本作は情報が不足していると感じる。

ところで、2016年のロマコメ作品と全く同じ邦題を付けるNetflix Japanのセンスはいったい何なの?
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