コリンファレル・バリーコーガン二人の演技が上手すぎた。主演男優賞・助演男優賞は確定です、自分の中では。
二人に対する周りの扱いを見て、居心地悪い気にならざるを得ない。小学校や中学校で特別学級みたいのあった人なら似た記憶を持ってるはず。
頭が回らないのでバリーコーガンは相手の意図に全く気づけず、コリンファレルもそこまでではないにしてもやはり察しが悪い、周囲の人間が日頃ストレスを蓄積させてることに思い至れない。だからマッドアイムーディに「もう絶交する」と言われて突然なぜ？て感じだったんだろうな。”気づける能力”がある人とない人で認知できてる人間関係の世界に格差があって、問題が起きちゃうのが普遍的すぎる。フォレストガンプにもし何の秀でた才能もなければ、行き着く先はこの映画みたいな感じだったんでは。兄についての不満を明確には言わずとも、友達をなくして家にずっといることになる兄と距離をとるため（かどうかは断定できないけど）自分も離れてった妹の決断が現実的すぎて。。
こうした人たちのケアを家族とか周囲の人間で行うのは限界があるんで、社会がそれを担うシステムが必要ですよねという教育的映画、なのか？
