2022年 イギリス🇬🇧
「ゴールデングローブ賞受賞作品だから」
などという生半可な気持ちで観にいったら“痛い”思いをする本作
アイルランドの住人同士ほぼ全員知り合いという小さな島で起きたおっさん同士のいがみ合い…みたいな話なのです
ちょっと年上のおじさんが昔からの友人に「嫌いになった宣言」
何故、会話もしたくないほど嫌いになったのか
原因というか理由は本人が言った通りなんでしょうね
だって嫌いになられた方のおじさんはなかなかの無神経で自己中な感じ
最初の方は嫌われたコリン・ファレルの役が面白くて笑ってみていたんですけどね
ブレンダン・グリーンがある行動にでた辺りから物語の雰囲気が一変
彼はあんなことをしたのでしょうか
音楽好きの彼にとっては大事な一部だったはずなのに
この辺の描写が一部の方々にはグロすぎた!
でも彼は大事な◯◯を失っても他の村人達と楽しくやっていける
一方、嫌われた方の男といえば現実を受け入れられないでいる
二人のおっさんの関係は悪化していって、徐々に大事になっていくのですが…
どこかの映画批評家が「ホラーな展開」と言っていましたが、“ホラー”じゃないけど怖い展開には間違いないです
本作の設定は1923年、「アイルランド自由国」が成立した直後です
主演二人の関係を「アイルランド内戦を描いたものだ」と考察する方もいるようです
いろんな見方ができるのは面白いですよね
自分は戦争・紛争の方がこのムキになったおじさん達の行動と変わらない、って気がします