マーティンマクドナー性格悪い変態だなぁ!!!(良い意味で)
小さな島イニシェリンを舞台に昨日まで親友だったダチから突然「もう俺にかまうな」と絶縁宣言されるところから始まる本作
絶縁を一方的に押し付けられたコリンファレルは「なんでやねん!」とツッコミから入るんだけどうまいように元親友ブレンダングリーソンにかわされつづけられる
「これ以上俺に話しかけるな!次話しかけたら指を切り落とす!」と正気の沙汰じゃない
しかもちゃんと有言実行なのがマジでぶっ飛んでる
原因がなんなのかってのもまあモヤモヤがあるしそこまで本気にする狂気
シンプルに人間関係というものを考えさせられるし行くとこまで行くとこうなっちまうのかと教訓を得られる。住民全員知り合いの島だからこそ親友と不仲になった時の気まづさレベルの高さがエゲツナイ
「ヒットマンズレクイエム」「スリービルボード」とこの映画と何気に付き合い長いマーティンマクドナー作品だけど本作がイかれた展開と衝撃のヴィジュアルとイニシェリン観光映画と言いたくなる美しさ溢れる風土感、一番見やすい
やっぱりコリンファレルの困り顔は映える
トリガーのブレンダングリーソンはアタオカでおれは絶対あんな真似できん
本作のキャストMVPはバリーコーガン
毎度出るだけで何かしらインパクトを残す彼だがこの映画ではアホな弟系キャラを好演
めっちゃアホで空気読めないんだけどどこか憎めない。不仲の二人の雰囲気が作品全体をドンヨリさせそうなんどけどバリーのキャラ性のおかげで良いアンバイに保ってくれてる