ぴがし

イニシェリン島の精霊のぴがしのネタバレレビュー・内容・結末

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

アイルランドの内戦の話と孤島に住む爺さんとおっさんの喧嘩の話を関連づけたブラックコメディ(ほんとにコメディか?)らしいが、よくわからない部分もかなり多かった。
「些細なことでも喧嘩してしまうと、最終的にたくさんのものを失っちゃうよ。」って言う童話を大人向けに描くとこんな感じになるのかなぁ…?
爺さんがバイオリン弾きたいし作曲したいから「退屈なおまえ」とはもう仲良くしたくない。って言う割に、真っ先に指を切り落とすあたり、一体何のメタファーなのか?そこんところよく考えたいなぁ、と思うような映画だった。
色んな人の考察を読み漁りたくなるなぁ。

ロバが人懐っこくてカワイイ!爺さんの指とか食べたらいかんよ。これも何かのメタファーなのか?
久々に考察してるサイトを見て見たくなったな。

自分の考察
「退屈なやつとは付き合うのやたい」と言う感情は、政治や行政では抑えきれない国民感情の表現か。日本人も近隣国も外交とは裏腹に割とネガティブな感情をお隣りに対して持ってたりするよね。

「やりたい事に大切な指を切っちゃう」という行動は、紛争や戦争が起こる前にまずは文化的なところから亀裂が入ってしまう、的な表現なのか?ちょっと矛盾点もあるから違うかも…

「ロバが死ぬ」は、戦争や紛争では大抵責任のない民間人が犠牲になって火に油を注ぐ事になりがち、的な?

んー、やっぱちょっと難しい!

イニシェリン島という島は実在していないらしいですね。
ぴがし

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