陰気で退屈な主人公を見事に演じたコリン・ファレル。
皆自分の事ばかりでムカムカする。
構うなと言われても気になり話しかけてしまう主人公。
放っておけば良いのに、、、と落胆しながら鑑賞するが、もし自分だったらと考えれば、確かに前日まで友達だった相手に突然絶縁宣言されれば、ああいった行動になるのかもしれない。
退屈な話を2時間も聞いて無駄な時間を過ごしたくない気持ちも理解出来るし、唯一の友人に理由も分からず嫌われたら、何故なの？！と納得するまで尋ねたいとも思う。
奇行に走る相手も相手だったが、島民も変であり、妹同様にあんな島に居たくないと思うのが普通だ。
アイルランドの内戦を表現した隠喩だと知れば、ストーリーの面白味も感じただろう。なのでこの作品は其れを知った上で鑑賞した方が内容の深みも感じ得れるのだろう。
