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リトル・パレスティナのmskのレビュー・感想・評価

リトル・パレスティナ(2021年製作の映画)
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2014年、シリアのパレスチナ難民キャンプがアサド政権によって封鎖された際に撮影されたドキュメンタリー。物流を徹底的に管理され、人間が生きていける食料も薬も水も入ってこない、まさにリトル・パレスティナだった。撮影者の独白と詩、抵抗のためのグラフィティアート、人々がうたう歌。映画中何度も出てくるUNRWAはハマスとの関連を疑われ、アメリカやイギリス、先進国からの支援を打ち切られた。十分な栄養を摂ることができず餓死していく者たち。今もガザで飢えて死ぬ者がいる。こんな状況が10年どころか70年以上続いているのが本当にしんどい。2014年の私は何をしていたのか、この10年何をみて生きてきたのか、すべてが裏返ってしまった気持ち、たたかう。
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