見終わった後、放心状態になりました。
素晴らしすぎて、切なくて、嬉しくて、楽しくて。
特にラストの演奏シーン、一生続いてほしいと思うほど、感動しました。
いろんな感情が音楽に宿ってる感じ。
あの感じを視覚からも見せつけられたら、そりゃ泣くよ。
音楽のみ、台詞なしのラストなんですよ。
でも、伝わるんです。心が動かされるんです。
音楽の楽しさや良さ、ジャズの楽しさや良さだけじゃない。
音楽に賭けることの辛さも苦しさも、
そして、それに寄り添う人々のことも、
それぞれの人生も、感情も、全てが混ざってる感じが素晴らしかった。
こんな体験ができたのも、演出や脚本や演技が素晴らしかったからです。
特に演出が素晴らしかった。
過去を台詞で語りすぎず、音楽と共に思い出す感じの演出、素晴らしい。
他の映画も見習ってくれよ。これで伝わるんだよ、観客に。
そして、なんと言っても、ちゃんと1本の映画になってること。この映画の中で一つの物語がちゃんと終わること。これがとんでもなく嬉しかった。
唯一の欠点はCGかな。あともう少しよかったら、生涯1位の映画を更新したかも知れません。
「明日も見に行こうとかな。」
そう思える映画に久々に出会えました。
音響のいい映画館を探そおっと。
