このレビューはネタバレを含みます
ストーリーは上京後〜ドイツに旅立つまで。
原作と細かいところで変わっている部分はあったものの、そこまで気になる部分は無く、むしろストーリーをスムーズに進める為の変更かと感じた。
演奏部分の人物の動きが違和感あり。普通のアニメ部分と同じようにし、それほど動きをつけなくても良かったかなと思う。
演奏はとても素晴らしく感動した。最初のライブシーン。ドラムが技術が追いついていない演奏もしっかり再現されていて、実際に演奏を担当した方はすごい。例えるなら、一度乗れるようになった自転車を、わざと乗れないように表現すると違和感出るが、本当に乗れない感じに表現している。
最後のソーブルーでのアンコール部分のみ、頂けないかな。
事故にあったユキヒロが登場するのは流石に無理がある。
劇中、最後の音楽はスリーピースのしっかりした演奏で締めたかったとか裏事情はありそうだが、最後のみ感動の押し売りのように感じたし、リアリティが無さすぎる。
しかしながら、それを考慮しても全体を通して満足した。
今まで見えなかった、聞こえなかった音楽がこの映画にプラスαされている。
ジャズを聴きたくなった映画。
