BLUE GIANTの鶏雑炊のネタバレレビュー・内容・結末

熱い映画。恥ずかしながら原作者のことを詳しく知るわけではないが、情熱を込めた作品が様々な人に響き、さらに多くの作り手を巻き込んだこのような作品に結実しそれを自分が観ているという事実に感動した。自分は原作を昔読んで沢北に起きる悲劇を知っていた。このため、頼む事故起こってくれるなと、さながらオイディプス王を読んでいるような気分に途中なった。とはいえ実は事故までしか原作を追っていなかったので、その後の展開に涙止まらずだった。一回一回のライブシーンの説得力が最高だ。ずっと追ってきた古参ファン、なんなら沢田の学生時代の友達のような気持ちで彼の幼い頃からの試行錯誤が実るソロシーンに手に汗握った。何かを頑張ろうという気持ちにさせる映画。