このレビューはネタバレを含みます
まったく音楽も知らない、原作も読んだことない状態で見た。
後半本当に涙止まらんかった。玉田のサークルでの燻りを打破する大のまっすぐなジャズへの情熱、玉田の成長を見守る好好爺、ユキノリのso blueへのリスペクトゆえのビッグマウス、平の辛辣ながら芯を食うjass評、それをうけ折れも腐りもせず自分の技術を超えたものを作ろうとするユキノリの陰の努力・情熱、、、
3人の頑張りと彼らの演奏する音楽、演奏中の画面の演出(光の広がりや色彩、聴衆の表情、聴衆の過去回想)の部分がとにかく素晴らしかった。
一方で3人以外のサブキャラクターとの関係性の機微をもう少し書いて欲しかったし、
玉田はバンドメンバーなのに回想メンバーにいるのなんで?
まず回想を撮影しているというメタ構造をつくるならその回収も必要では?
エンドロールの後に展開を示唆するシーンは必要か?
などなど疑問もあった。
まあ多少やっぱ原作はしっといても面白かったか(wiki軽く読んだら上京前の話書いてあってかなり印象変わった)。でも多分原作知ってたらあんなに泣けてないなあ、、なんて。この塩梅って難しいんだろうけど。