木綿一丁

BLUE GIANTの木綿一丁のレビュー・感想・評価

BLUE GIANT(2023年製作の映画)
4.3
「音楽」を、聴覚・視覚・触覚(音圧)で本物のライブ以上に感じられるのがすごい!二次元なのに!!
キャラクターの成長を、ストーリーだけでなく「音」で表してるのが素晴らしかったです。熱さとノイズの入り混じった咆哮のような大の音色が、徐々にブラッシュアップされ、熱さ、優しさ、嬉しさ、哀しさ、青春の終わりの切なさ、いろんなものが溶け合う艶っぽい音色になっていく。大は「感情を音で表現できる」プレイヤーになれたんだなぁ。熱い!
雪祈と玉田も同じく、2人ライブの初ソロは拳を振り上げたくなります(若い頃は大のカリスマ性に惹かれるけど、年取ると玉田で泣いちゃうアレ)。
そして最後の左手のソロ、まるで音が笑ったり泣いたり……どうやって弾いてるんでしょう上原ひろみさん!
劇伴も最高でした。演奏担当のプレイヤーさん達の弾き方がカッコよいので、若干アレなモーションキャプチャCGも途中から気にならなくなった!ヨシ(笑)!

JAZZに疎い私でもわかる。JAZZ=会話なんですね。台詞はひとつも無いのに、3人の楽しそうなやりとりが聞こえました。
木綿一丁

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