おかゆ

BLUE GIANTのおかゆのネタバレレビュー・内容・結末

BLUE GIANT(2023年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

後半ずっと泣いてたし、めちゃめちゃ良かった。見終わってからもずっと音楽が頭から離れない。

見終わった瞬間は、途中の苦しい展開を乗り越えられずに「つらい😭😭😭😭そういう展開つらいからいらない😭😭😭😭😭」の感情が引きずって、エンドロール後の映像でやっぱり本人も乗り越えられてない図を見せつけられて不貞寝した。

急にドラム上手くなったとか褒めたり、3人だからこそ、作曲が好きだ、とかフラグ立ってるなァ〜…とは思ってたし、この最後の作曲という面で救われてるし、原作とは違って3人で最後に演奏できてるし(あの怪我でそんなこと現実的にできるか?)、それでも音楽の道を進む姿もまた演奏することを諦めてない姿も見れて凄いよかった。最後のソロの演奏凄いよかったし。あれ本当に左手だけで弾いたのかな?

……っていう風に、頭では「あの展開があったからこそ印象に残ったシーン」がいっぱいあるんだけど、それでもつらすぎた。でもそれはこの映画に入り込んでたからかも。映画に入り込んで、あの客席にいたって考えたら、一瞬で乗り越えられる訳ないもんね。月日が経って、よかったなぁって思えればいいな。漫画読んだら漫画内での彼らの月日も進むし、その後の彼の様子も出てくるかもだから救われたりするのかな?

何回も劇場見に行ってた人は何回もあの苦しみも味わってるのか…と思うと凄い。でも演奏をいい音で聴きたいから劇場では見たい。難しいところだ…

大みたいな圧倒的なパワー!みたいなキャラだけだと眩しすぎて入り込めないけど、2人のおかげで、2人を通して「大の眩しさ」と「自分の持ち味」を感じられるのも良かった。感情移入先が複数用意されてるのも良いところだと思う。大以外全員入り込めたかも。何かのステージに魅了されたことのある人だったら、ファンの誰かしらには感情移入できそう。
おかゆ

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