このレビューはネタバレを含みます
冒頭のバスの中でおにぎりを食べるシーン。
あの巨大なおにぎりを、ほんの二口で、ほとんど咀嚼せず飲み込む映像を観て、
「なんだこのアニメ」
って思った。
作りが雑すぎるぞ、と。
けれどもこれは食事がテーマの映画ではなく、ジャズがテーマの映画なので、観終わった今なら分かる。
そりゃおにぎり食うシーンに何秒も使えんわな。
本筋は、18歳のジャズプレイヤーの成長譚みたいな話で、キャラ設定とかストーリーは王道。
「ずりぃーよ」って思うくらい王道なので、ジャズのこと全然分からない私でも感動する。
みんなが良いと思って通ったから王道になったのか、1人の天才が作った展開が王道になったのか分からんけど、やっぱり王道は良いなぁ。