くひぃわい

BLUE GIANTのくひぃわいのネタバレレビュー・内容・結末

BLUE GIANT(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

音楽に圧倒されたのは中学生の入学式以来。初めて吹奏楽部の奏でる「楽器」から出る音を聞いたあの日以来。圧倒イヤホン越しでも伝わる迫力、音の厚 み、これが映画館だったらどれほどよかっただろうか。熱血な主人公が意外と下手なパターンではなく、めっちゃうまい。ほぼ独学で河原で練習されたそれ は全身を使い演奏され、聞いている観客を彼の世界へ引きずり入れる。ドラムの子の声優が岡山天音って気づかなくて悲しい。一番印象的なシーンはSo blueの支配人とピアノ担当の子が話しているシーン。普段冷静で、14年という月日をピアノに費やし3人の中でも一番うまい。みんなが思ってるし、本人も 思っている。しかし支配人だけはセンスがオリジナリティが無いといわれ、絶望する。そこでコップに映る自分の顔に水滴がいくつも重なり、内心の尋常で はない焦りと自分に対する失望のようなものが描写されており、思わずメモをとった。
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