このレビューはネタバレを含みます
セリフにリアリティがないととるか、今どきのエモい作風ととるか?で好みが分かれそう。
原作を読んでから見た方が良かったのかも。
すみれをミステリアスに描きすぎるから、生きているのではと思って見ていたら、急にリアルな震災の描写が出てきて、ちょっと心が追いつかなかった。
震災と同性愛、そして自殺と。どうして会社の人は自殺したのか、主人公はすみれにどのような感情を抱いていたのか、、、そこは追求すべきとこではないのかな?人は死んでも日常は社会は動いていく、でも忘れてはいけないことがある、、、?
浜辺美波さんは嫌いではないが、ここはもっとリアルな俳優さんのが良かったのでは?とつい思ってしまった。浜辺さんだとファンタジー感強く、ちぐはぐな印象を受けた。
ずっと置いてきぼりで、後半の津波で急に現実に戻され、被災地のことを考えてたら、作品は終わった。
行方不明の人はまだいらっしゃるし、復興もまだな所もある、確実にそれは思い出す作品。
私の心が老いてしまったのか、アニメとファンタジー感、そして後半の被災地をリアルに描く俳優さんたちとの切り替えにちょっとついていけなかった。
2022-69