「喪失」と「再生」の物語
海に繋がる残された足跡
あの時の映像、残された記憶
まなとすみれは大学で出会った
サークルの新歓に馴染めない中
すみれがまなを助けた所から交流が始まる
互いに弱点を補い合い尊敬しあえる存在
そんなすみれがある日突然姿を見せなくなる
出かける事を告げた後それきり連絡も無い
唯一無二の友人
そんな彼女が何も言わずにいなくなる訳がない
まな目線での視点
すみれ目線での視点
それらを振り返る事により
見て見ぬ振りをして来た事実と
現実の脆さを噛み締める
彼女の記録を辿り物語を巻き戻す
彼女はきっとどこかにいるだろうから
私が彼女を迎えに行かなければならない