【世界の片面の作品】
浜辺美波と岸井ゆきの百合展開に振り切った恋愛作品かな?
思って鑑賞していたら3.11を題材にした作品でした。
いや、、面食らいました。
え!そうなん!?はよ言ってよー!!!
これまで一貫して「喪失と再生」をテーマに作品を撮ってきた中川龍太郎監督が『やがて海へと届く』というタイトル時点で察するべきなんでしょうが、、、
アニメーションで表現される津波のシーンはアニメと言えども津波残酷さが伝わるので唐突にでてきて大丈夫なのか?!と心配になりました。
にしても浜辺美波と岸井ゆきのは儚さと美しさにあふれていて二時間の長尺もこの二人じゃなければもたなかったとおもう。
ただ浜辺美波は全体の三割程度しか出演していないので、、、浜辺美波ファンはそれを理解した上で観てください。
しかし店長は何故あんなことになったのか、いろいろエピソードが回収されずに終わるのですが、
『わたしたちには世界の片面しかみえてないんだよね』
のセリフ一括りにされるのは少し違和感を感じた。
中川龍太郎監督の最高傑作は未だ『四月の永い夢』。