映像が美しい映画だと思いました。そしてメインの2人のキャスティングが秀逸。内容に関しては最初観終わった直後はちょっとどう受け止めるべきか迷ってしまった所がありましたけど、人それぞれに色々な解釈が出来るのでしょうね。
私としては真奈とすみれは本質的には似た者同士なのだろうと思います。ただ世界に対する接し方が正反対で、それを自分に無いものと認識してお互い惹かれあっているのでしょう。
果たしてそれは単なる友情だったのかどうか…。確かめる事すら憚られる雰囲気ですみれは恋人と一緒に暮らし始めます。母親に対する反発も自分の中に同じものを見ている故かもしれません。
そして「世界の片面しか見えていない」と言うセリフ、色々考えさせられました。ワタシ的には「五感で知覚出来るものが世界の全てではないかもしれない」という風に解釈しました。自分の感覚器官でないビデオカメラを介して観る世界は違うものかもしれないなあと…。
ラストシーンで真奈が自分の部屋で行った事は世界の反対側に行ってしまった親友に対するメッセージなのだと思います。もう会えないけど、自分の中からはいなくならない。切ないけど悲しいだけじゃない、希望もある結末がとても良いです。