やがて海へと届くのNoveのレビュー・感想・評価

親友でも言えないことはある。
突然居なくなってしまった彼女の気持ちをなぞるように、海へと向かう。
生と死の間を、ビデオカメラのメッセージで繋ぎ、問いかける。
言葉に出来ないこと、気づかれない悲しみは、全て海へと流してくれるだろうか。
受け入れられない今の気持ちも、いつかは忘れてしまうのだろうか。
ならば、ビデオに残しておこう。
今を生きていたと言うことを。
あなたのことをずっと思っていると言うことを…
悲しみを忘れないために、映像は海を映す。