2022年を表す言葉が「戦」。
戦争は遠い昔の失敗では無く、今なお続く現実であることを突きつけられた。
終わりの見えない辛い環境の中、希望を持つ事で自分を鼓舞し、周りにも大きな影響を与えた山本には、どうか願いを叶えて欲しかった。
山本の病に伏す演技や、気丈に振る舞い続けたモジミの、張り詰めていた糸が切れてしまうシーンは涙無しには見れない。
中島健人君の存在感も素晴らしかった。
クロ(実際に収容所で可愛がられ、映画と同様、最後の引揚船で日本に帰国した)と、最後の畳み掛ける手紙のシーンは嗚咽が漏れた…。
泣きすぎて次の日まで頭痛の余波がある映画。
