pomme

ラーゲリより愛を込めてのpommeのネタバレレビュー・内容・結末

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

1956年 終戦から11年
11年、、、
この文字を見て絶望した
11年、、、
何度も頭の中で繰り返した
11年、、、、、
あまりにも長い年月に言葉を失った、
途方に暮れてしまった
知らなかった
シベリア抑留、教科書でなぞっただけだった、現実をまじまじと突きつけられた
知ることができてよかった
戦争なんて二度と、二度と、二度とやってはいけない、強く強く思ったし、
どうか世界中から一刻も早くなくなってほしいと願わずにはいられなかった
11年もあんな環境で自由を奪われて、それでも希望を捨てずに生きて、生きて帰還した人たちがいるんだと思うと本当に、言葉に詰まる、、言葉が出ない

とにかく泣いた、、明日目腫れるなこれ

11年という数字に、山本さんの最期に、涙が止まらなかった
これは、悲しみが強い、心が痛くて辛くて泣いた
事実だと受け入れたくないくらいの残酷な事実と、やはり現実は甘くないと突き付けられる死に、どうにも気持ちのやり場がない、感情が溢れた

最後の、遺書を届けるところ、涙とまらなかった、でも悲しみの気持ちは入っていなくて、愛とか希望を信じることに泣いてたんだと思う
山本さんの生き様を映したような硬い意志をもった4人の顔に、それを受け取る妻に、希望を信じる力を感じた
山本さんはそれを教えてくれたし、生きることの尊さを改めて噛み締めました

そしてエンディングでうわこれなのか…これはだめだよ…泣泣泣
Soranjiで崩れ落ちた、涙腺完全崩壊
心に訴えかける作品、とてつもなく心が動かされた、やっとみられた、本当によかったです。
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