ラーゲリより愛を込めてのtomtomのレビュー・感想・評価

物語のあらすじなど全く調べずに鑑賞。
実話というのも初めて知った。
映画を見終わってから記事やインタビューで振り返ると、実在は主人公とクロという犬だけのようだが
架空といえども実際いたであろう背景を抱えた人たちで、そこにはリアリティがあった。
希望を持てと、過酷な環境の中であっても様々な形で人々を包んでくれる聡明な山本さんが、一番の希望だった。
終戦したとしても、そこでピッタリと何もかもが終了するわけではなく
二宮さんが言ったように「後遺症」として
負の余波が残り続けている。
いつの時代も。