ネットで山本幡男さんに関する記事を読み、気になったので鑑賞。
個人的には開始5分がいちばん恐ろしくて悲しかった。ファミレスでイヤホンして観てたけど涙で前が見えねぇ〜状態に。
歴史には疎いですがシベリア抑留のこと少し理解できたと思います。
過酷で希望が見えない中でも、独自の信念とユーモアでチームを明るくした山本幡男さんは偉大です。ロシア語のスキルを戦争以外のことに活かせたら、家族と再会できるまで頑張って生きられたら、など色々と思いました。
役者みんなハマり役で、そこは安心して観られました。松坂桃李は物静かで何か抱えてる役が本当に上手いな。最近注目していた山時聡真さんも出ていて良かったです。若い!
山本さんが亡くなった後のシナリオが特に日本の商業映画にありがちなチープな感じだったのが少し残念だった。犬が船を追ってきたシーンや引き揚げ後にそれぞれが大宮の家に訪問するシーンなど、どこまでがノンフィクションなのか気になる。
エンディングテーマも雰囲気系なインストだったら、もっと余韻に浸れただろうなと思う。
観てよかったです。