片田舎の小さな町に住んでいる美女ファミリーが、町を訪れる男たちに色仕掛けで近づき、人肉を使用したミートパイへと作り変えていく。悪魔崇拝ファミリーの暗躍を描いている、スプラッター・コメディ。
カレン・ブラック演じる叔母が指揮を執り、街娼のような際どい格好をした姪っ子たちが町内を跋扈。地元の人間たちは、町の訪問者を相手にした売春婦と思い込んでいるのだが、その実態は人肉パイの調理屋さん。
町の治安を守る保安官役をパット・モリタが演じており、警察署のデスクには日本刀、盆栽、エンペラーの肖像画などが置かれている。さらに、ファミリーの使用人役を「サランドラ」のマイケル・ベリーマンが演じているため、2人の奇跡的な邂逅が実現している。
中盤部に入ると、4人組のパンクロッカーが屋敷に招待され、サタニックな殺戮ショーが繰り広げられる。人体部位を使ってジョークを言う姪に対して、「食べ物を粗末にしてはいけません!」と叱りつけるところが笑える。