狂った殺人鬼のサイコスリラーの皮をかぶった少年の成長物語に気分がスカッとした。
予想外の感動。
子供を狙った連続誘拐事件が多発する街で、標的にされたフィニー。
監禁された部屋にあった壊れているはずの黒電話からはベルが何度も鳴り響く。
不可解なことが起こりながらも、
フィニーが脱出に向けてトライアンドエラーを繰り返しながら、無駄骨に終わらなったことは喜ばしかった。
冷蔵庫で見つけた生肉の使い方なんて、もう。
ホラー演出は、
子供達を惨殺したありさまが一瞬で目に飛び込んできて血の気が引く。
イーサン・ホークは、ほぼ顔は見えないけど目に涙を溜めて感情は伝わってくるし、
ベルトでしばかれる少女の泣き顔がめちゃくちゃリアルだった。
電話の最終的な使い道が、荒々しくて機能全殺しで大好き。