ふしん

ブラック・フォンのふしんのネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・フォン(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

殺人鬼&エスパー&オカルト。

殺人鬼グラバーに監禁された少年フィニーは、壊れてるはずの黒電話で死者と通話し、監禁部屋からの脱出を目指す。死者&フィニーVSグラバーの構図は、観ていて面白いし、いじめられっ子だったフィニーが、脱出のために奮闘する姿は素直に応援できました。特に終盤のグラバーとの決闘シーンは熱かった。

一方、フィニーの妹グウェンは、予知夢の力を使って兄の行方を追う。グウェンパートは、家族愛が引き立っていましたね。グウェンが良い妹なのと、フィニーの失踪で家族の溝が埋まっていくのが、観ていて温かい気持ちになります。

少し残念だったのが、殺人鬼グラバーが思っていたより大人しい事。そのおかげで、フィニーの脱出劇に集中できましたが、映画のポスターからグラバーがとんでもなくイカれたキャラと思っていたので、少し拍子抜けでした。ただ、マスクと身にまとう雰囲気は不気味だったので、そこまで嫌いではないです。

思っていたサイコな作品でも、怖い作品でもないですが、家族愛、青春を感じるジュブナイル作品でした。
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