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ブラック・フォンのmatchypotterのレビュー・感想・評価

ブラック・フォン(2022年製作の映画)
3.7
これもブラムハウスだったのか。
イーサンホーク、ほぼ全顔出しのシーン無かったな。
このイーサンホークのサムネイル、ジャケ写のインパクトは絶大。

その彼が猟奇殺人なのか、この仮面で怪しげな怪人的スリラーかと思って観てみたら、確かにそれはそうなんだけど、そう来たか、さすがブラムハウス。

『ブラック・フォン』、何が“ブラックフォン”かと思ったら。

とある町で、少年の誘拐事件が多発。
なんの変哲もない平凡な町の日常が続くが、1人また1人と少年の足取りが消えていく。

そんな中、主人公の少年も誘拐される。まさに、サムネイルのイーサンホークに。
どこかわからない地下室に閉じ込められるが、イーサンホークも閉じ込めたままなぜか勿体ぶって監禁期間が続く。

その少年が閉じ込められた部屋は、脱出不可能なコンクリート打ちっぱなしの無機質な部屋。
そこに、ベッドのマットと汚いトイレと、、、壁掛けの黒電話、そう、ここに“ブラックフォン”。

とはいえ、その黒電話は電話線が切れていて、かからない。イーサンホークも無駄だかからないと一点張りの黒電話。

、、、だけど、少年が1人の時、その“ブラックフォン”が鳴る。
恐る恐る受話器を取ると、、、。

なかなか面白い設定。ホラー&スリラーだけど、どこか勇気をもらえると言うか。

そして、この映画はそれだけでは終わらない。そこがブラムハウスの真骨頂。大きな要素をもう1つ乗っけてくる。

彼の妹の“能力”、、、予知夢、、、。
ここにそれを乗せてくるのがスゴい。しかもガッツリと言うより“ブラックフォン”をかき消さない程度に絶妙に乗せてくる。

この“ブラックフォン”と“能力”も相性が良くて、うまい具合に相乗効果を見せたりする。

そして、この“ブラックフォン”により、この少年のラストがパズルのピースがハマるように歯車が噛み合う感じ。やるな、ブラムハウス。

イーサンホークもほぼ仮面姿なのにイーサンホークだとわかるあたりも、やるな、イーサンホーク。

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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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