ナコ

デューン 砂の惑星PART2のナコのネタバレレビュー・内容・結末

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ良かった!!!ポールの選んだ道は過酷であるし、予兆通りチャニを失う道であるがどうなるのか…家同士の衝突に陰謀が絡んできて、それらのパワーゲームを観ているのが凄く面白かった。
あと砂虫にみんなが乗ってるシーンめっちゃ格好良かった…!!!

前作ですごく良かった点は、フレメンやアトレイデス家の生活様式であったりのディティールで、そこに世界があり生活している人々がいるという実感が画面からこれでもかと伝わってくる点だったのだが、今作でも健在で、建造物や部屋の様子からこういう生活をしているのだなというのが読み取れて最高だった。
特にフェイド=ラウサの誕生日を祝う決闘のシーンでそれらが最高潮に達して、この星には色がないんだ、花火は火薬じゃないんだといったところに目が行き、隅々まで楽しかった。また、フェイド=ラウサもめちゃくちゃ存在感があって良かった。ラッバーンの弟なのに馬鹿じゃないのも良い。今回退場するには惜しいキャラだった。
予告の段階でガーニイの生存は判明していたけど、スパイスの密輸で一儲けしているとは思わず、密輸王ガーニイの物語が気になりすぎた。成り行きだけど途中からチャニの面倒を見ることになったのも面白かったな。
スティルガーは前作の感じだとポールを導いてくれる兄貴分なのかな?という感じだったが、実際はマフディー強火勢でちょっと面白くなってしまった。途中から完全に合いの手係だったし、今作で一番得した人物だよなって思った。救世主が来て良かったね。
そしてチャニ…!!フレメンは全ての水分を無駄にしないから、泣かないという描写がある上でチャニが泣くシーンがボイスを使われた上でのアレだったの、象徴的ですごく印象に残った。

ベネ・ゲセリットの動向からも目が離せないし、ポールの妹の存在感もすごい。チャニもお母さんも強いし、女性の存在感がすごく作品で、その点でも楽しい作品でした。

パート1でそういえば南に行けって話は出てたし、ガーニィの足音の話も出てたしパート1も改めて観たくなった。連続で観たいけど、そうすると5時間を超える作品になるのでなかなか…。
映画を観てから原作を読もうと思ったので、このあと原作を読んで再度公開日に観に行こうと思う。
ナコ

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