三樹夫

デューン 砂の惑星PART2の三樹夫のレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
3.1
前作『DUNE/デューン 砂の惑星』でpart oneと出て観客の度肝を抜いたというかブチ切れる人まで出る始末だったが、前作は2時間半もあるのに始まってもいなかったという超スロースターターで、2時間半もかけて何やってたんだという負の面がありつつ、何か面白くなりそうな気配はするが気配がしている内に終わってしまった。そしてpart twoの今作だが上映時間は前作よりも伸びて2時間45分となっている。当然、基本的には話は進まないが、前作のヒロインだったママは宗教墜ち闇墜ちし、ティモシー・シャラメは覚醒し、面白集団だったハルコンネンとはケリがつく。最後の30分は話が動き出す。
前作の悪評の影響か初日に観てきたがガラガラだった。上映回数もそんなに多くないし、一応先行上映があったとはいえ劇場もあまり力を入れているようには思えない。上映時間2時間45分というので1日にかけられる回数が少ないというのもあると思うが、前作のあの内容で今作はしかも2時間45分っていうんだから躊躇する人多そう。

ハルコンネン家のクソオヤジ、無能中間管理職、イキり野郎のバカ3人は絵に描いたような悪い奴らで分かりやすいし、キャスティングもレア・セドゥだのアニャ・テイラー=ジョイだのミーハーかみたいなキャスティングで、レア・セドゥなんかくノ一みたいな役だったが、それでもエンタメ度は高くないという謎映画であるが、とにかく音響は一番力が入っている。映像も力が入っている。気合入っているなと思う画は多数あるし、音がいいなと素直に思える。SFガジェットも相変わらず観ていて楽しさはある。
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