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デューン 砂の惑星PART2のDZ015のレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
5.0
待望のPART2。すべての面でPART1を軽々凌駕、同時代に生きていることに感謝するレベルだった。しかしこれほどのスペクタクル巨編でありながら刺さってくるのはポール(ティモシー・シャラメ)とチャニ(ゼンデイヤ)を中心とした人々の心の機微というのがまた。涙ぐんでいるのは砂が目に入ったわけじゃない。

キャスティングもため息が出るほど素晴らしいのですが、個人的には宇宙皇帝シャダム4世役クリストファー・ウォーケンの起用に痺れた。とても気になる伏線も残されPART3を渇望してしまいますが、果たして三部作で終わるのかという壮大ぶり。音楽は御大ハンス・ジマー。IMAXレーザーでの鑑賞でしたがその圧巻の重低音に身体の隅々まで整った。

ファイナルカット権を奪われ理不尽な形での公開を余儀なくされたデヴィッド・リンチ監督も、スター・ウォーズシリーズにノレないことが半ばコンプレックス化している自分をも成仏させてくれる大傑作。
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