りーまる

デューン 砂の惑星PART2のりーまるのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.4
前作から待望の待ち遠しかったPart2。
もう言語能力を失ってしまうほど、終始圧巻でした!
今回109プレミアムシネマで鑑賞したんですけど、
坂本龍一監修なだけあって音が増しで良くて、特にDUNEシリーズは果てない砂漠の静けさと、アクションシーンどちらも素晴らしいからより深みを持てました。サンドワームの登場シーンなんかは本当に劇場が揺れたような感覚。身体でも没入体感出来ました。
ここぞという映画は是非またこの劇場に足を運びたいです。イチオシ。

んで肝心の今作ですが、前作よりも物語の核心にかなり深く入り込んでいて、よりサンドワームの全貌お披露目だったり、フレメンだったり、予言のことを知ることになるわけですが。
ベネ・ゲセリットによる「リサーン・アル=ガイブ」がやはり肝で。
信仰心がもたらす力は凄いし、カルト宗教のように妄信になってしまいがちだから見ていて少し怖いなと思ってしまいます。
チャニのように疑問を持つものや、信仰心がないものは、非国民のように言われて孤独になってしまったりするから。
みんながそう信じているから、とかみんなかそうだからそうに違いないとか、辛い時は特にそう思ってしまいがちで、ジェシカのような人に弱みにつけこまれたりするんでしょうね。(いい意味でも悪い意味でも)

あとはやっぱり見せ方が秀逸なんですよね。
印象に残っているのは、ハルコンネン家の催しのモノクロで描かれているシーン。
最初色彩感覚がバグったのかと錯覚してしまうほど。
白黒のモノクロなんだけど、白と黒しか使ってないハズなのに色が何色も使われているかのような。
そして、出てくる砂漠がより美しく見えてしまいましたね。

熱量ありすぎて長いレビューになってしまいましたが、
砂虫を誘き寄せる装置のあの音と、挿入歌の虜すぎてます。。
次作はきっと妹も出てくるだろうし、続きが待ち遠しい!!
ちょっと出てきたレア・セドゥに、アニャ・テイラー・ジョイに豪華すぎな俳優陣ですよね〜。
りーまる

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