Haman

デューン 砂の惑星PART2のHamanのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.0
PART1がなにかの刑罰かと思うくらい肌に合わなかったのでリンチ版を観返して鑑賞するという暴挙にでてやった。そしたらまさかのイルーラン姫の脳内直接語りかけボイスから始まったので「?…リンチ版が始まった???」とほんの一瞬だけ世界がバグったのかと思った
ミュウツーの逆襲でギャラドスにライドしてるモブキャラに憧れた人生だったので、今回の砂虫にライドするパートは最高of最高。しかも絶叫系ジェットコースターに乗った時の、乗ってる側はなにが起きてんのかよく分かんないけどとりあえずなんかつよい風を感じる、っていうあの感覚が完全再現されてて画面から風を感じてヒィヒィ言わされた
浮かぶデブことハルコンネンさんが全然楽しそうじゃない(※リンチ比)のは支持できないけど、その代わりにスティルガーことハビエル・バルデムがポールの狂信者になっていて、ポールが何か発言するたびに「わァ…」みたいな反応してるの可愛かった。ちいかわかよ
で、物語の進みが相変わらず遅いのは観る前から分かってたけど、そこまでに300分近く使っててなんで最後のほうちょっと駆け足なんです?そこでリンチリスペクトすな。あとクリスファー・ウォーケンとかレア・セドゥとかアニャ・テイラー=ジョイが当然のようにキャスティングされてるのは、ぼくのかんがえたさいきょうのDUNEみがあってホドロフスキーの影がちらつく。つまり今までのデューンの集合知みたいなものを感ぜられて観賞後は訳わからん感情が産まれてました

無慈悲に体液を吸引する様と地中ハイドで急襲する戦い方がかっこよすぎてフレメン人に国籍かえたい
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