デューン 砂の惑星PART2のまつだちのネタバレレビュー・内容・結末

ちょっと言葉にならんすね…度肝抜かれましたわ。ドゥニさん最高傑作ちゃうのんこれ。
まずはこの逆襲撃の爽快感とズシっと重みーな余韻に浸っていきますわ。

宗教・戦争・性差などあらゆる大テーマを紡ぎつつ、そこにドラマが複雑に絡んできて、最後は映像美と音でバチっとSFやってくるの堪らんやろ。

各キャラクターが多面的に思惑や想いを巡らせながらも、確固たる想いで決断していくさま。特にポールとママはすれ違いながらも合致した瞬間に、救世主として覚醒。
そこからの教祖としての扇動は頼もしくも恐ろしい。
チャニのやり切れぬ気持ち…そこを置いていくしか道はないとばかりのポールの物憂げな表情がしみるぜ。

ただなんと言っても、救世主覚醒からの爆撃による逆襲の幕開け。そこからの皇帝への宣戦布告、大義の選択、フェイドラウサとの決闘まで。鳥肌超えて血が湧き立つ最高のシーンやった。オースティンバトラーとティモシーの端正な顔立ちと反する無骨な殺陣…120点！！！

あとはベネゲセリット組。レベッカファーガソンとレアセドゥは圧巻のふつくしさですね。供給感謝です。
甥？との奇跡の再会涙ちょちょ切れおじさんのジョシュブロとだんだんポールに骨抜きおじさんのバルデムのほっと一息おじさん組の安心感も良い添え方でしたね。