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カッコーの巣の上でのneroliのレビュー・感想・評価

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)
3.5
★死ぬまでに観たい映画1001本
 
精神科がらみとは知っていましたが、初めて見た映画です🎬
今まで何となく気が乗らなかったので観てなかったのです…(汗)
 
まず、『カッコーの巣の上で』という題名はどうして?ということですけれども…。
 
「カッコー」はスラングで頭のおかしい奴という意味。
そして「カッコーの巣」は精神病院という意味になります。
 
題名を簡単に言うと、カッコーの巣に、異種の主人公マクマーフィーが混じり合うと言う意味で『カッコーの巣の上で』と言う題名になっているんだとか!
なるほど!!!
 
主人公のマクマーフィーは刑務所から逃げる為に、詐病によって精神病院に入院します。
 
マーフィーは反社会的なパーソナリティ障害と言えると思いますが…
でも、人間思いのいい人とも言えます。
 
1975年の映画。
実際、こういった医療が行われていたのでしょうか?
現代では治療が全然違いますね。
 
まず、電気けいれん療法なんて、
ただ規則に反抗しただけの人にするものではないし…。
 
集団療法?
個人の問題をここで取り扱っていいものなのか…と…。
個人情報の問題もありますし…。
 
医療者側の束縛感が確かにあると思いました。
 
「ロボトミー療法」(前頭葉の白質を削ぎ落とす手術)
 
そういえば、昔、行われていたと習ったな…。
今は、行われていないです。
 
主人公のマクマーフィーは、みんなを元気づけてくれました!!
色んな楽しいことを計画してくれました!!
 
私が大学病院の病棟にいたときには、
1ヶ月に1回はイベントがありましたよ!
 
クリスマス会や運動会や七夕など、イベントの時の患者さん達の表情はキラキラしていました!
 
楽しいイベントって人の心を豊かにしてくれるものです。
 
 
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