たーぼー

カッコーの巣の上でのたーぼーのレビュー・感想・評価

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)
4.8
ただ、自由を得るための話ではないのかな…。ヒトの威厳を尊重すること、そして精神治療の変遷を学べる傑作だと思います。電気治療やロボトミー手術なんて非人道的な治療法が広く行われていた事実
看護婦長達がしているのは治療ではない。
カッコーの巣の上でも必死に自分らしく生きることが大切
ジャック・ニコルソンのように強くありたい。そして複雑な思いに駆られるラストでした。

〝What do you think you are, for Christ's sake? Crazy or something? Well, you're not. You're not! You're no crazier than the average asshole out walking around on the streets, and that's it.〟
お前ら、自分が本当に狂ってるとでも思ってるのか?違うだろう、狂ってるもんか
みんな、その辺に歩いてるヤツらと変わらないんだよ

カッコーは「頭のおかしい奴」というスラングで、カッコーの巣は「精神病院」という意味になることを後から知りました。
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