きんろー

ゴヤの名画と優しい泥棒のきんろーのレビュー・感想・評価

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)
3.5
ストーリーの進め方がすごくうまい。

序盤から中盤にかけて主人公のケンプトンさんのイメージは奥さんの紐になってる無職の頑固ジジイでいいところなんて皆無。でも話が進んでいくうちに意固地になって行っていた行動の裏付けがだんだんされていってなんだか憎めないおじいちゃんへと変わっていく。この過程がすごく優しく描かれていた。

人が死ぬことで泣ける映画が下品と言うわけじゃないけど、人が死なないで人情で泣ける話がベストだと思う。
きんろー

きんろー