このレビューはネタバレを含みます
タイトル通り12人の役者による(演技の)ワークショップ。
ワークショップなるものをそこまで理解していないし、本作がドキュメントなのかモキュメントなのかも判らなかった。
前半のインタビューと稽古シーンは脚本なのか? と怪しくおもえた。
中盤での本番パートではだいぶがっかりしましたが、後半でのある仕掛けが発動するとハッとさせられ、少しだけ感動してしまった。
ここに至るための全てだったのだな。
主役となる若い男性の顔つきが最初と最後で明らかに変わっていたのが印象に残る。凄い。
(最後まで変わることを抵抗していた女性も、とてもリアルにおもえた)。
「普通」の演技の「普通」ってなんじゃろ? と考えさせられたし、いまも答えるのは難しい。
普段の生活こそが「役」を作り、それが役者の「個性」につながるのだろうか。
役者さんは、凄いな。