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12人のイカれたワークショップのvdkdのネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

自主制作とかやっていた頃から何となくそういう界隈で出会う役者という人種が昔から少し苦手。

偏見オブ偏見だが、総じて見た目が垢抜けておらずどこか野暮ったい。また演技が食い扶持になってはいない故か、一見すると自信が無さそうだが発言に耳を傾けてみると根拠なき自信やナルシズムが溢れてくる感じ。ガワと中身の自我の乖離が痛々しい。

身も蓋もないが、長年抱いてたそんな偏見を再認識した前半のオーディションと稽古。田口監督が演技をつけてる姿、役者それぞれに結果当たりが強めなのが新鮮。後半の劇パートは参加した役者陣が演じたそうなシチュエーションを劇にしただけあって劇自体に面白みはない。前半の役者陣が嬉々としてそれぞれの役に没頭、発狂している姿を見せる事で真に迫る部分と滑稽さがより浮き彫りなって来たところで用意されるエクストラステージ。最期は田口清隆自らも飛び込んで卒業証書を読み上げる件は良かった。この人こういうベクトルの自主魂もあるんだ。ガメラ撮ってないけどガメラ1999を作為的にフィルモグラフィに追加したような感じが微笑ましい。田口清隆ビガップ。

あと、ちょっとビックリしたのは青柳尊哉もこういう場に降りてくると完全なるスーパースター。田口清隆がいつかゴジラ撮る時は他を有名俳優で固めて青柳尊哉を主演にして欲しいよね〜。
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