本作の男性キャラ達のクズ要素が、少なからず男である自分の中にある。それなのに(だからなのか)、後半の女性陣の怒りと叫びには心からスカッとした!
加えて男性陣が性別や年齢を越えて、観客の身近な誰かに見える様な演出も上手い。現実では言いづらい事を劇中で叫んでくれて最高の気分。
そして終盤のカタルシス。ユーモアと役者さんたちの頑張り、オムニバスの融合、恋愛あるある等々何でもアリな展開ながらそれらが強引に、でも心地よくまとまっている。しかも安易な女性讃歌にしていない所も好印象。
若者だけでなく大人も楽しめる身近な恋愛コメディ作品だった。