MovieK

ボイリング・ポイント/沸騰のMovieKのレビュー・感想・評価

4.3
忙しいレストランの内側をワンカットで描くという設定自体が秀逸なんだけど、イライラする展開や厨房も客も多様な人間模様の面白さがよい。家庭問題やドラッグ、アル中、移民、黒人差別など社会的な視点も緩やかに描かれていてよい。
しかしHACCPをこういう使い方するというのは絶妙。冒頭から作品の不安感を盛り上げるのに有効に機能している。
ホールとキッチンの対立構造は、飲食の、特に海外のレストランだからこそ際立つ面白さのようにも思う。熱い。
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