前評判の高さから期待して観たけどコレジャナイだった。
長回しワンカットでレストランの厨房が舞台というから、「イタリアは呼んでいる」のように美味しい料理をこれでもかってくらいのライブ感シズル感で見せてくれるのかと思ったら、まさかの料理シーンゼロ。
料理の代わりにSNSインフルエンサー、リストカット、食物アレルギー、薬物中毒などを盛り込んでくる若書きな脚本。そしてバッドエンドなラスト。
なんとなくスコセッシ監督の「救命士」的な出口のない雰囲気は感じる。
これがやりたくて長回しを選んだならスタッフとキャストの緊張感の無駄遣いだよ。
「エルミタージュ幻想」の志の高さよ。
本作からすればお門違いなコメントだろうけど「イタリアは呼んでいる」が観たくなった笑