ペコ

ボイリング・ポイント/沸騰のペコのレビュー・感想・評価

3.3
90分間のワンシーンワンカットの作品。クリスマスのディナータイムのレストランで巻き起こる騒動を描いた本作。限られた人間関係と空間の中で次々と起こる人間ドラマがワンシーンワンカットのためか、緊張感が増して楽しめました。人間だから好き嫌いもあれば得意不得意もある。
人間だから失敗することもある。そして人それぞれに沸点がある。労働環境、ドラッグ、ゲイ、SNS、リストカット、面倒な客、人種差別、プライベートの問題…みんな何かしらの不満を抱えながら生きている。このレストランで起きる事はシェフのアンディのミスと人間性が原因なのかと思いますが、それにしても従業員の質が低いなと感じてしまいました。こんなに仕事中にベラベラ私語を喋るお店は嫌だな。遅刻する、酒は飲む、喧嘩する、イチャイチャする、煙草吸う、ドラッグやる、知り合いのテーブルに座る…なんて店だ!!ラストも気になるところで終わってしまった。もうひと盛り上がりあっても良かったと思います。その後の彼らの生活が気になりました…
しかしながらワンカットで撮影された映像技術は素晴らしかったと思います。スタッフと出演者に拍手!
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