同監督の2019年の同名の短編映画を長編映画化したと事で、短編とはいえ1回目やった事でこなれた感じはありますね。
長編デビュー2作目なのに全編ワンショットという難しい事にチャレンジした意味でも野心作であると思います。
話としては華やかな世界の裏側といったところの話でかなりギスギスしていて精神に来ますね…。
みんな問題がある登場人物ばっかりですが、やっぱり主役のアンディがだらしなさ過ぎから派生していて感情がのらないですね…。
アンディがこれみよがしに飲む白のボトルはそういう事だったのは気付かなかった。
売りの全編ワンショットは確かに営業中のレストランの忙しなさを臨場感たっぷりに上手く表現する武器になっていたと思います。
ただ…やはりバックヤードの話などは別にワンショットじゃなくてもいい気がしますし、照明の当り方が悪くて顔色が悪く映ってしまっているので止めて撮った方がよかったのではと思うところも。
多くの方が仰る通りでせっかくワンショットなら苦難の1夜を皆で乗り越える良いお話の方が合っていた気がします。
やはりここで終わりかという突き放された感が強いので。あとやっぱりその後が気になりますね無粋ですけど。
ワンショットなのでミス出来ない役者陣の緊張感が話の上でのギスギス感を上げてましたし、ワンショットである必要性はあったと思います。これをやろうとする勇気と努力に敬意を表したいです。